この「地球」をよくするために
望月 栞
静岡市立由比中学校
絵:静岡理工科大学 静岡デザイン専門学校1年 安仲和柔
あなたは「海洋汚染」や「森林破壊」などについて考えたことはありますか。私は今まであまり考えたことがありませんでした。私が生活している中で関係の無いことだと思っていたからです。しかしそれは違いました。
私は先日美術の授業で環境問題についてのポスターを作りました。私は「海洋汚染」をテーマにしました。そのためにまず、何が「 海洋汚染」の原因なのかについて調べてみました。その原因は海洋ゴミです。どのような海洋ゴミがあるかというとペットボトルや、マイクロプラスチック、食品トレー、ビニール袋、空き瓶などがあり、自然に還ることができない石油製品が多いことを知りました。 そしてそれが海の生態系をこわしていることも知りました。私の住んでいる地域は駿河湾に面しています。今までそんなに関係ないと思っていたことがとても身近に感じました。 又、ただ授業の課題だからと適当に選んでいた自分はとても愚かだなと思いました。だから私はそのポスターを仕上げる際、少しでも海洋ゴミの深刻さに気づいて貰えるように表現しました。そして海洋ゴミを少なくするために自分にできることは何か考えてみました。 ゴミの分別、リサイクル、ゴミ拾いやなるべく出先ではペットボトルの飲み物を買わないなど私にもできることがありました。これらを続けていくことで救われる海の生き物が増えると良いなと思います。
「海洋汚染」のことを考えるうちに私はもっと身近な環境問題があることに気づきました。それは「森林破壊」です。私の家は山に囲まれています。だから「森林破壊」とはとても関係ないようなところに思えますがそれは違います。よく「森は海の恋人」と聞きますよね。これは豊かな海や川を取り戻すためには豊かな森が必要ということを表しています。一度人間が踏み込んだ山なのならば、そ の山の手入れをし続けないと「森林破壊」に繋がり、豊かな海を取り戻せなくなります。 だからこの地域の山を守っていくことが大切だと思います。
「海洋汚染」と「森林破壊」について考えてみて思ったことが二つあります。一つ目は、 私たちが変わっていかないと環境問題はなくならないということです。ボランティアの力で地域を綺麗にするのではなく、元々ゴミを外に捨てないことや山の草木を適度に手入れすることなどが大切になってくると思います。 二つ目は、今ある環境問題に目を背けないことです。環境は「海洋汚染」や「森林破壊」
だけではありません。「地球温暖化」や「大気汚染」などまだまだあります。だからそれを改善するためにできる行動を自分で考えていく必要があるからです。