【優秀賞】大切なものを守るために

中学生の部

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絵:静岡デザイン専門学校1年 貝嶋愛姫

大切なものを守るために

静岡市立両河内小中学校8年 中山 明里

「ごみはごみ箱に捨ててほしい。」私がこのように思った理由は、三つある。

まず一つ目はごみを川に捨てていく人がいるということだ。私の住む両河内は山に囲まれた自然豊かな場所だ。そして興津川という二級河川が両河内全域を流れている。興津川には夏になると家族連れで遊びに来る人やアユ釣りに来る人が多くなる。その中には、自分たちで出したごみを持ち帰らず、川に捨てていく人がいる。だから毎年夏の時期になると川には花火やビニール、ペットボトルなどのごみが落ちているのを見かけることがある。

続いて二つ目はごみによる生き物への影響についてだ。私は川で泳いだり、川の生き物や野鳥を観察することが好きだ。しかし、ごみが川に捨てられてしまうことによって、そのごみが川や海に流れ、魚類や鳥類が餌と間違えて飲み込んでしまい死に至ることがある。こうしてごみを川や海に捨てることによってなくなってしまう命がある。しかしこの命は救うことができるはずの命だったということをわかってもらいたい。

最後に三つ目はごみによる、川の汚染についてだ。興津川には多くの生き物が生息している。例えば、アユやカジカなどの魚、ヤマセミやカワセミなどの野鳥、サワガニやカエルなど、様々な生き物が生息している。しかし、川の水が汚染されてしまったり、水中にごみが捨てられてしまうことによって、興津川の環境が変わってしまい、生息している多くの生き物が住みにくくなってしまう。そして最終的にはこの興津川や全国の川から生き物の姿が消えてしまう。

そうならないために私達は今興津川だけではなく、全国の川や海、山や町などありとあらゆる場所で問題になっているごみをどうにかしなければならない。

だから私は自分にもできる「川に行ったときは目についたごみを拾い、家に持ち帰って捨てる」というとても簡単なことから、まずは行動に移すようにしている。自然や命をこれ以上壊さないためにはすべての人が協力し、改善するために行動に移していかなければならない。それが地球に住む義務だと私は思うからだ。

この世界にあふれる「透き通る水」「優雅に泳ぐ魚」「季節によって表情を変える木々」「楽しそうに遊ぶ動物達」などのかけがえのない自然や命を守っていくために、私はごみは持ち帰ってごみ箱に捨ててほしいと願いつつ、これからもごみを拾い続けていく。