【入選】何故私がこの作文を書くに至ったのか

中学生の部

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絵:静岡デザイン専門学校1年 山地志歩

何故私がこの作文を書くに至ったのか

静岡市立清水第六中学校3年 鷺坂 実和

私は、自然を愛しています。植物の生い茂る森、美しく豊かな海、きれいな空気、あたたかい日光、そして安全な水。自然とは、地球上の生き物たちにとってなくてはならない存在です。

しかし、近年海洋汚染や森林破壊、全国各地での異常気象、地球温暖化による南極・北極の氷の減少など、地球の自然が脅かされています。このまま放っておけば、生き物たちの快適な生活場所は失われ、どんどん数が減少していきます。すると、それを食べる人々も飢え、だんだん世界の人口が減少していきます。そうなれば地球は“生命の星”ではなく“死の星”になってしまいます。自然にやさしくなければ、自然も人々にやさしくできないのです。

あなたは電気を使わずに生活することができますか?多くの人々は、できないと答えるでしょう。電気は今や人々の生活に欠かせないものとなっています。現在、日本の電力のほとんどは火力発電によって生み出されていますが、そのために石炭や石油を燃やすと二酸化炭素を多く排出してしまいます。空気中の二酸化炭素の量が増加すると、地球温暖化を悪化させることにつながります。そして、地球温暖化による悪影響は日本でも問題視されており、日本国民にも身近な存在なのです。例えば、今までそこで獲れていた海の生き物たちが、海水温が上昇したことで別の場所へ移動してしまい、不漁になります。また、一人あたりのごみの排出量が多いため、焼却する際に二酸化炭素を多く排出してしまいます。植物は、空気中の二酸化炭素を吸収して酸素を生み出しますが、森林破壊が進むと空気中の二酸化炭素は減りづらくなります。どこかで食い止めなければこの悪循環はずっと続くでしょう。海の生き物たちが不漁になるのは、海水温の上昇だけが原因ではありません。他にも、海洋汚染やプラスチックゴミ、さんご礁の減少などがあります。貨物船からオイルが漏れたり、生活排水(特に油や洗剤など)が海に流れ、海の水質が悪くなります。海の生き物たちはプラスチックゴミを食べたり、網などに絡まったりすることで命が失われています。マイクロプラスチックを体に含んだ魚を一体誰が食べるのでしょう?さんご礁が減少すると、そこに隠れる小魚たちは隠れる場所がなくなってしまい他の魚たちに食べられてしまいます。これらの結果、海の生き物たちは数が減ってしまうのです。私が海に行ったとき、砂浜にはビニールや釣り糸が落ちていました。裸足で海に入ってみると、ガラスの破片やプラスチックの欠片があったので踏んだら危ない、と思いました。

このように、環境の問題は人々の問題でもあるのです。生き物たちと自然は、これからも共存していかなければならないのですから。