
絵:静岡大学教育学部3年 平松奈々子
清流に咲く梅花藻
富士市立吉原第三中学校1年 井出 琉那
“バイカモ”と聞いて、何のことかわかりますか。
私は、三島の源平川に遊びに行ったことを祖母に話しました。すると祖母が、
「ミシマバイカモを観てくるといいよ。」
と、言いました。私は、鳥のカモのことだと思い、
「カモ?めずらしい種類なの?」
と、聞き返すと笑ってこう教えてくれました。「きれいな水草だよ。自分で調べてみたら。」と、勧められ、源平川の帰りに梅花藻の里を訪れてみました。小さな公園で水が湧くきれいな所でした。水の中に糸状の細い葉をつけた水草が一面に広がり、水面に小さな白い花が咲いていました。この水草が祖母が教えてくれた梅花藻でした。調べてみると、とてもデリケートで、水温が低くきれいな水でしか自生できないそうです。
私の住む富士市も、水が湧ききれいな川や水路がたくさんあります。私の住む所にも梅花藻が自生しているといいなと思い、探してみることにしました。
私がいつも友達と遊んでいる水路を探索しました。きれいな水草が生えていることは知っていましたが、まさかそれが梅花藻だったのかとおどろき、同時に発見した喜びもありました。丁度花が咲く頃で、水面に白い花が咲いて、とても愛らしく感じました。梅花藻が生息しているということは、私の地域もきれいな水に恵まれているんだと思いました。
私が調べた中で今泉の法雲寺は、境内を流れる川にはホタルや清流の生き物が住み、梅花藻も咲いているまちの駅です。訪れてみると一番きれいな梅花藻を観ることができました。近所の人が湧水を汲みにくるほどきれいな水で、水辺の環境もよく、ごみやかれた葉、変色した藻などがなく、手入れもされて守られ大切にされているのだと感じました。
梅花藻はとてもデリケートな水草です。近頃、毎日のように熱中症警戒アラートが出て、猛暑が続いています。水温も高くなってしまうと、梅花藻は自生できなくなってしまいそうだなと感じました。梅花藻の里や法雲寺のように、水辺環境を守っていきたいという人の思いがなければ、きれいな水辺環境が今後減っていってしまうのではないかとこの梅花藻を通して危機感を覚えました。探索した中で、茶色く変色した梅花藻や水草がたまった所もありました。川の中におかしの袋や空きカンが落ちていて、そういうのも水辺環境が悪くなってしまう原因の一つかなと感じました。水がきれいな地域に住んでいることは、幸せなことです。環境を大切にしていくために、私ができること、ごみ拾いから始めようと思います。